観葉植物がたくさんある家を新築で叶える方法|採光・換気・排水・自動灌水の設備設計(上級編)

※本記事にはプロモーションが含まれています。

観葉植物がたくさんある家

この記事を読んでくれているあなたは、観葉植物がたくさんある家で暮らしたいけれど、「どこにどれだけ置けばいい?」「日当たりや間取りと相性は?」「おしゃれにまとまる?」といった点が気になっているのではないでしょうか。

ワクワクする一方で、「水やりが大変になりそう」「虫やカビが心配」「家族の反応が気になる」など、不安も少し混ざりますよね。

SNSや雑誌の素敵な写真のようにグリーンを増やしたくても、実際の暮らしでは光が入る場所が限られたり、動線の邪魔になったり、掃除や安全面の課題が出てきます。ここをなんとなくで進めると、枯らしてしまったり、部屋がごちゃついて見えたりして「思ってたのと違う…」となりがちです。

そこでこの記事では、飾り方だけでなく、採光・通風・湿度・給排水といった「家側の条件」まで含めて、観葉植物がたくさんある家を無理なく成立させる考え方を整理していきます。

この記事は、20鉢以上(将来的に30〜50鉢)を無理なく維持する前提で、間取り・設備・見積もりの考え方・打ち合わせで確認すべき質問まで、上級者向けに整理します。


※まず“枯らさない基本”を知りたい方は「観葉植物がよく育つ家(基本)」も先にどうぞ。

ポイント

  • 観葉植物がたくさんある家に必要な採光・通風・湿度の基本が分かる
  • 日当たりや間取りに合わせた植物選びとゾーニングの考え方を理解できる
  • 自動灌水や排水計画など、戸建てならではの設備投資のイメージがつかめる
  • 観葉植物がたくさんある家を前提にした戸建て住宅の検討ポイントが分かる
目次
  1. 観葉植物がたくさんある家は「ゾーニング×換気×給排水×動線」で決まる
  2. 鉢数別の現実ライン(10/20/30/50鉢で何が変わる?)
  3. 間取り・ゾーニング設計(植物ゾーンをどこに作るか)
    1. 植物ゾーンは「4つの役割」で分けると破綻しない
    2. 植物ゾーン候補はこの5か所。おすすめ順に解説
    3. ゾーニングで失敗しない「配置の型」
    4. 「家族の動線」と「掃除」を優先すると、結果的におしゃれになる
    5. 新築なら「設備」で勝てる:コンセントと水の導線を先に決める
    6. あなたの家は「どのゾーンを主戦場」にする?
  4. 採光計画(光のゾーン分け)
  5. 通風・換気(湿気と病害虫を増やさない仕組み)
  6. 湿度管理と建材保護(結露・カビ・壁際対策)
    1. 給排水・床保護・自動灌水(“水やり破綻”を防ぐ)
    2. 土と衛生メンテ(カビ・コバエ・用土・マルチング)
  7. 観葉植物がたくさんある家を実現する具体的手法
  8. 動線と収納
    1. まず決めたいのは「通路ライン」と「作業ライン」
    2. 置き方の基本は「動かせる前提」にする
    3. 部屋別レイアウトは「見た目」より“作業のしやすさ”で決める
    4. 掃除がラク=整って見える(ここが一番大事)
    5. 水やりの作業性は「移動距離」と「こぼれ水」で決まる
    6. 「全部を主役にしない」より「全部を動かせる」にする
  9. 予算の考え方
    1. 導入事例から学ぶ成功ポイントと失敗例
    2. 設計士・工務店への質問リストとおすすめ施工先
  10. 次にやることチェックリスト
    1. Step1:あなたの「目標グリーン量」を決める(設計の前提)
    2. Step2:植物ゾーンを4つの役割で配置する(間取りの骨)
    3. Step3:採光を“ゾーン分け”で設計に落とす(光は最初に決める)
    4. Step4:換気と湿度の“逃げ道”を作る(梅雨対策が本番)
    5. Step5:給排水・床を先に守る(“受け皿運用の限界”を潰す)
    6. Step6:作業性(動線・収納・掃除)を確保する(続く家はここが違う)
    7. Step7:見積もりに“植物前提の設備”を入れて比較する(後悔を減らす)
    8. Step8:最終チェック(失敗例ベスト5の逆算)
  11. 間取り別リンク集

観葉植物がたくさんある家は「ゾーニング×換気×給排水×動線」で決まる

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観葉植物がたくさんある家を新築で叶えるなら、
「①光のゾーニング」
「②湿気を溜めない換気」
「③給排水と床の守り」
「④管理動線」
を最初に設計に組み込むのが近道です。

最初に「観葉植物がたくさんある家って、そもそもどんな家なのか?」という前提をそろえます。
単に鉢を増やすだけではなく、家そのものをビオフィリックな方向に振っていくイメージですね。
リビングにちょこっとグリーンを置くレベルと違って、「家全体を植物と共生させる」視点が必要になります。

採光計画、通風・換気、湿度と建材の守り方、そして水やりと土の衛生管理まで、ベースの考え方をここで押さえておきましょう。
この土台があるかどうかで、同じ「観葉植物がたくさんある家」でも、5年後、10年後の住み心地とメンテナンスの楽さは大きく変わってきます。
ここ、かなり重要なパートなので、ゆっくり読み進めてみてくださいね。

鉢数別の現実ライン(10/20/30/50鉢で何が変わる?)

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鉢数が増えるほど、困りごとは「水やり」→「湿度と衛生」→「動線と収納」へ移ります。

10鉢:手作業で回る。置き場所と光が最優先。
20鉢:受け皿処理と床保護がボトルネックになりやすい。
30鉢:換気・湿度・土の衛生(カビ/コバエ)で差が出る。
50鉢:給排水・作業場・収納がないと継続が難しい(新築なら設計に組み込むのが近道)。

間取り・ゾーニング設計(植物ゾーンをどこに作るか)

観葉植物がたくさんある家を新築で叶えるときに、最初にやるべきことは「植物を置く場所を決める」ではなく、植物のための“ゾーン(場所の役割)”を家の中に設計することです。
鉢が10個くらいなら「窓際に並べる」で成立しますが、20鉢を超えてくると、光・風・水やり・土の衛生が絡み合って、置き場が“生活インフラ”になります。

ここでは、新築で失敗しにくいゾーニングの考え方を、実際の間取りに落とし込める形で整理します。

植物ゾーンは「4つの役割」で分けると破綻しない

新築で植物ゾーンを決めるなら、家の中のどこか1か所を“理想のグリーン空間”にするより、役割の違うゾーンを4つ作る方が長続きします。

  1. 見せるゾーン(メイン展示):来客や普段の視線が集まる場所

  2. 育てるゾーン(育成・回復):光量を確保して安定して育てる場所

  3. 水を扱うゾーン(給排水・作業):水やり、葉水、植え替えをする場所

  4. 隔離ゾーン(害虫・不調の隔離):調子が悪い株を一時的に分ける場所

この4つを意識すると、「おしゃれだけど手が回らない」「虫が出たら全滅」「水やりで床が死ぬ」みたいな失敗がぐっと減ります。


植物ゾーン候補はこの5か所。おすすめ順に解説

新築で“植物ゾーン”を作るなら、候補はだいたいこの5つに収束します。
それぞれのメリット・弱点を把握して、家族の動線とセットで決めましょう。

1)LDKの「窓際〜窓から1〜2m」:見せるゾーンの王道

おすすめ度:高(ただし“置きすぎ注意”)

  • 光が取りやすく、毎日視界に入り管理に気づける

  • インテリアとしての満足度が高い

  • ただし、鉢が増えるとすぐに「動線」「掃除」「カーテン」「エアコン風」が問題になる

設計で押さえるポイント

  • 窓際は「大型1〜2」「中型数鉢」「小鉢は棚」で、床を埋めない

  • カーテンが閉めにくい問題が出るので、**窓の前に植物を置く前提なら“窓の操作性”**も考える

  • エアコンの風が直撃しない配置に(吹き出し口の位置も含めて検討)

LDKは“見せるゾーン”として最高ですが、育てるゾーン(育成・回復)を兼ねると破綻しやすいので、後述の「育てる場所」を別に作れると強いです。

2)インナーテラス/土間続きの室内植栽スペース:上級者の最適解

おすすめ度:最高(作れるならここが勝ち)

  • 植物が密集しても「床・水・汚れ」を許容しやすい

  • 給排水、タイル、換気を設計に組み込みやすい

  • 葉水や洗浄、植え替えもラクになる

設計で押さえるポイント

  • 床は防水・水に強い仕上げ(タイルや防水フロアなど)

  • できれば「排水(ドレン)」まで設けると世界が変わる

  • 換気(24h換気+風の通り道)を最初から想定

  • コンセント(除湿機・サーキュレーター・ライト)が不足しがちなので多めに

20〜50鉢の“基幹ゾーン”にするなら、ここが最強です。LDKは展示、インナーテラスは育成・作業…の分担ができます。

3)洗面・ランドリー・ユーティリティ横:水を扱うゾーンの現実解

おすすめ度:高(生活と相性が良い)

  • 水を扱える場所が近い=水やりの心理的ハードルが下がる

  • 土・肥料・道具の収納もまとめやすい

  • 多少汚れても“生活感ゾーン”なので許容しやすい

設計で押さえるポイント

  • スロップシンク(深めのシンク)があると最強

  • 置き場は「床置き」より「棚+鉢台」で掃除しやすく

  • 湿度が上がりやすいので換気を意識(閉め切り注意)

「インナーテラスは難しいけど、管理のしやすさは捨てたくない」という場合に、ユーティリティ横はかなり効きます。

4)玄関・廊下・階段ホール:低光量ゾーン(飾り方で差が出る)

おすすめ度:中(植物選びが重要)

  • 見栄えは最高。家の印象が決まる

  • ただし低光量になりやすく、枯れる原因になりがち

  • 水やりのこぼれ・床の傷も出やすい

設計で押さえるポイント

  • 玄関は耐陰性のある種類中心(真っ暗はNG)

  • “里帰り”させる前提で、キャスター鉢台を基本装備に

  • 廊下や階段は安全第一。倒れない・つまずかない・落ちない配置が必須

「玄関を森にしたい」は憧れですが、ここを主戦場にすると管理が難しいので、あくまで“展示のサブゾーン”にすると安定します。

5)バルコニー/屋上庭園:屋外ゾーン(室内と分ける)

おすすめ度:中〜高(設計次第)

  • 室内の湿度・虫・土の問題を分散できる

  • 日照が取りやすい一方で、夏の熱・冬の冷え・風が強烈

設計で押さえるポイント

  • 水栓・排水・防水は最優先

  • 風で倒れるので固定・重心・鉢選びが重要

  • 屋外は屋外で別運用にして、室内と“衛生ルール”を分けると良い

ゾーニングで失敗しない「配置の型」

植物が増えてくると、結局うまくいく家はこの型に落ち着きます。

  • LDK:見せる(大型+ポイント)

  • インナーテラス/ユーティリティ:育てる+水やり作業(基幹)

  • 玄関/廊下:飾る(耐陰性+里帰り運用)

  • 隔離:洗面の一角や空き部屋で一時隔離

この型にすると、LDKがごちゃつかず、作業も破綻しません。

「家族の動線」と「掃除」を優先すると、結果的におしゃれになる

観葉植物がたくさんある家で、見た目が崩れる最大の原因は“置きすぎ”ではなく、動かせない配置です。
掃除機がかけにくい、カーテンが触れない、通路が狭い…が積み重なると、植物が「邪魔なもの」になってしまいます。

新築でおすすめなのは、最初から次をルール化することです。

  • 通路幅は植物を置かないゾーンとして確保(置くなら壁際限定)

  • キャスター鉢台を標準装備(掃除・里帰り・日照移動がラク)

  • 置き場は“床に直置き”を減らして棚や台で浮かせる(清潔感が出る)

結果的に、空間の“余白”が残って写真映えもしやすくなります。

新築なら「設備」で勝てる:コンセントと水の導線を先に決める

ゾーニングが決まったら、次に詰めるのは電気と水です。ここが新築最大の強み。

  • 除湿機・サーキュレーター・育成ライトの置き場 → コンセント位置

  • 水やり作業 → スロップシンク/水栓/排水

  • こぼれ水のリスク → 床材・床保護の仕様

植物を増やす人ほど、この3つが後から効いてきます。

あなたの家は「どのゾーンを主戦場」にする?

最後に、ゾーニングは「どのゾーンを基幹にするか」を決めると一気に進みます。

  • 20〜50鉢を目指すなら
    基幹ゾーン=インナーテラス or ユーティリティ横が強い

  • LDKは“見せる”に寄せると、生活が破綻しにくい

  • 玄関は“飾るサブゾーン”として運用すると失敗しにくい

次の章では、このゾーニング前提で「採光計画(光のゾーン分け)」を具体的に詰めていきます。

採光計画(光のゾーン分け)

観葉植物がたくさんある家に適した採光計画

観葉植物がたくさんある家を考えるときに、いちばん最初に決めたいのが「どこにどんな光が入るか」という設計です。
光は植物にとってエネルギー源なので、ここをなんとなくで決めてしまうと、後から置ける植物の種類やボリュームにかなり制限が出てきます。
逆にいうと、採光計画をきちんと組み立てておけば、「このゾーンにはこの子たちを集めよう」「ここはシンボルツリーを置こう」と、かなり自由度の高いレイアウトが楽しめるようになります。
光の量と質をざっくりゾーン分けして、そのゾーンごとに植物の役割を決めるイメージで考えるとスムーズです。

例えば南向きの大きな窓があるなら、そこはパキラやベンジャミン、モンステラなど、明るい日陰を好む中~大型の植物たちのステージになります。
ただし直射日光が強すぎると葉焼けするので、レースカーテンやガラスフィルムで光をやわらげるのが基本です。
窓の上部から入る光をやわらかく拡散させることで、床だけでなく中空にも心地よい明るさをつくれます。
吹き抜けがある家なら、2階の手すり付近にハンギンググリーンを下げて、上から差し込む光をうまく生かしてあげるのもおすすめです。
視線の抜けと光のラインを意識しておくと、写真映えもしやすくなりますよ。

一方で、玄関や北側の廊下、ワークスペースの隅などは低光量ゾーンです。
ここにはサンスベリアやアグラオネマのような耐陰性の高い植物を配置してあげると、無理なく長く付き合えます。
とはいえ、耐陰性があるといっても「真っ暗でも平気」という意味ではありません。
定期的に明るい窓際に「里帰り」させて光合成をさせることで、葉色や生育がグッと安定します。
この移動を前提にして、床材を傷つけないキャスター付きの鉢台を用意しておくと、ストレスなくケアできます。

もう一歩踏み込むなら、「朝に光が入る場所」と「夕方に光が当たる場所」を意識するのも大事です。
朝日が入る東向きの窓周りは、優しい光で葉焼けしにくいので、少しデリケートな葉の植物を置くのに向いています。
西日が強く差し込むエリアは、夏場の高温に注意しながら、耐暑性の高い品種を中心にレイアウトすると安心です。
住んでいる地域や隣家との距離によっても条件は変わるので、実際に1日の光の動きを観察しながら、「ここは強光ゾーン」「ここは明るい日陰」とざっくりマッピングしてみてください。
紙の間取り図にペンで書き込むだけでも、かなりイメージがつかみやすくなります。

光のゾーン 代表的な場所 おすすめ植物 ポイント
強めの光 南向き窓際・吹き抜け パキラ、ベンジャミン レースカーテン越しで葉焼け防止
明るい日陰 LDK中央・窓から少し離れた場所 ドラセナ、モンステラ 日差しは柔らかく、照明も併用
低光量 玄関・廊下・ワークスペースの隅 サンスベリア、アグラオネマ ときどき明るい場所に「里帰り」させる

鉢を動かしやすくするために、キャスター付きの鉢台を前提にしておくと、季節や日照角度の変化に合わせて「サンローテーション」がしやすくなります。
これは観葉植物インテリアを長く楽しむための、地味ですがかなり効く仕組みです。
戸建て新築を考えているなら、窓のサイズや位置を検討する段階で、「ここに大型の鉢を置く」「ここはハンギングゾーンにする」といったイメージを一緒に伝えておくと、住み始めてからのストレスが本当に少なくなりますよ。
観葉植物がたくさんある家を目指すなら、「まず光から決める」。
ここを頭の片隅に置いておいてください。

通風・換気(湿気と病害虫を増やさない仕組み)

観葉植物がたくさんある家に必要な通風と換気の仕組み

植物の数が増えるほど、室内の空気も湿度も「よどみ」が出やすくなります。
ここを放置すると、土の表面にカビが出たり、害虫が増えたり、最悪の場合は建物側のカビ・腐朽にもつながってしまうので、通風と換気はかなり重要度高めで考えてほしいポイントです。
「とりあえず窓を開ければ大丈夫でしょ」と思われがちですが、実際は生活スタイルや季節、騒音問題などで、毎日こまめに窓を開けるのが難しいご家庭も多いですよね。
だからこそ、最初から「開けなくてもある程度は空気が動く仕組み」を作っておくことが大事になってきます。

理想的なのは、窓の位置や形状を工夫して、自然なクロスベンチレーション(風が抜けるライン)を確保することです。
対面する2つの外壁面に窓を設けたり、引き違い窓と縦すべり出し窓を組み合わせたりすることで、ちょっと窓を開けただけでもスッと風が抜けるようになります。
吹き抜けや階段ホールをうまく使って、下階から上階へ空気が抜けるようにしておくと、観葉植物のある暮らしと家の健全性を両立しやすくなります。
特にインナーテラスやサンルームのように植物が密集しやすい空間では、「空気の出入口」がどこにあるかを意識して窓を配置してあげると安心です。

また、窓からの自然換気だけに頼らず、機械換気も上手に組み合わせていくことがポイントになります。
24時間換気システムは、今の新築住宅ではほぼ標準装備になっていますが、その性能やタイプはメーカーによってかなり違います。
ダクト式の第1種換気でしっかり全館をコントロールするのか、個別の給気口+排気ファンでシンプルに回すのか。
観葉植物がたくさんある家の場合、湿度とニオイがこもりやすいので、少しだけグレードの高い換気システムを検討しておく価値は十分あると感じています。

窓が少ない間取りの場合は、機械換気を少しグレードアップしておくのがおすすめです。
熱交換型の24時間換気システムなど、初期コストはかかりますが、湿気とニオイをため込まない家づくりにはかなり効いてきます。
熱交換タイプなら、冬場に窓を開ける回数を減らしながらも空気を入れ替えられるので、ヒートショックや冷え対策という意味でもメリットがあります。

さらに、サーキュレーターや天井ファンをうまく使って、部屋の中の空気を「ぐるぐる回す」感覚で動かしてあげるのも大事です。
エアコンの風が直接植物に当たると乾燥しすぎてしまうこともあるので、サーキュレーターで天井付近に風を送り、空気の循環だけをサポートするイメージで使うと良いですよ。
観葉植物の葉がわずかに揺れるくらいの風が通っていると、カビや病害虫の発生リスクもかなり抑えられます。

実際、観葉植物がたくさんある家では、梅雨〜夏場にカビが一気に増えるケースが多いです。
水やりの回数が増える時期と、外気の湿度が高い時期が重なるので、床や壁、家具の裏に湿気がたまりやすくなります。
換気設備は「とりあえず標準でいいか」ではなく、「グリーン多めの暮らし前提でどこまで必要か」を設計段階でしっかり相談しておきましょう。
こうした設備のスペックや設置方法については、正確な情報は公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は専門家にご相談ください。

湿度管理と建材保護(結露・カビ・壁際対策)

観葉植物がたくさんある家における湿度管理と建材保護

熱帯系の観葉植物が多くなると、「植物はしっとりした空気が好き」「でも家は湿気に弱い」という矛盾に必ずぶつかります。
リビングの観葉植物たちがイキイキしていると嬉しい一方で、「なんだか床がベタつく」「窓際のカーテンにカビが…」なんてことになったら本末転倒ですよね。
ここを力技で解決しようとすると、どこかで無理が出るので、ゾーニングで考えるのが一番現実的です。
つまり、「湿度高めでもOKなエリア」と「できるだけ乾燥を保ちたいエリア」を意識的に分けてあげるイメージです。

例えば、インナーテラスやサンルームのような「少し湿度高めでもOK」な空間を一つつくり、そこを高湿度好きの植物たちのメインステージにします。
シダ類やトロピカルな葉物、霧吹きが好きな子たちは、ここに集めてしまうイメージです。
床材はタイルや防水フロアにして、排水口や洗い場をセットにしておくと、葉水やシャワーでの丸洗いもしやすくなります。
一方で、リビング中央や玄関、寝室などは、サンスベリアやフィカス系など、比較的乾燥に強いメンバーを中心にしてあげると、家全体としてのバランスが取りやすくなります。
木質フローリングの上に直置きする鉢は、このゾーンに集めておくと安心度が高いです。

湿度管理を考えるうえで、意外と見落とされがちなのが「冷暖房の効き方」との関係です。
エアコンの吹き出し口付近は、どうしても空気が乾燥しやすかったり、逆に結露が起きやすいポイントになったりします。
エアコンの真下に直置きした鉢だけが調子を崩す、というケースは本当に多いです。
できれば、エアコン風が直接当たらない位置に植物コーナーを作りつつ、サーキュレーターで部屋全体の空気を回す、という構成にしておくと安定しやすくなります。

最近は、温湿度センサーと連動した除湿機・加湿器も増えているので、「ゾーンごとに湿度をモニタリングする」という発想を取り入れると管理がぐっと楽になります。
戸建てなら、配線やコンセント位置も最初から計画に入れておくとスマートです。
スマホアプリでリビングとサンルームの湿度をチェックしながら、「今日はこっちの除湿機を強めにしよう」といった微調整もできるようになります。

床材や壁内結露を守るという意味では、「家全体の平均湿度はほどほど、高湿度ゾーンは限定的に」という考え方が安全寄りです。
特に木造住宅では、床下や壁内の湿気ストレスを減らすことが耐久性アップにつながるので、設計士さんや工務店とはしっかり相談しておきたいところですね。
浴室や洗面室、キッチンといったもともと湿度が高くなりやすい空間と、観葉植物ゾーンが近い場合は、換気扇や窓の配置も含めて「湿気の逃がし方」を一緒に考えておくと安心です。
湿度のコントロールは、人の健康にも関わる部分なので、具体的な数値や推奨レベルについては、正確な情報は公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は専門家にご相談ください。
観葉植物がたくさんある家を長く楽しむためには、「植物のための湿度」と「家を守るための湿度」をどう折り合わせるか。
ここを丁寧にデザインしていきましょう。

給排水・床保護・自動灌水(“水やり破綻”を防ぐ)

観葉植物がたくさんある家での自動灌水と排水システム導入

観葉植物がたくさんある家で、地味にいちばん負担になりやすいのが水やりです。
10鉢くらいまでは気合いでなんとかなるんですが、20鉢、30鉢と増えてくると、さすがに毎回の水やりを手作業で完璧にこなすのは現実的ではありません。
仕事や育児でバタバタしている日が続くと、「水やりしなきゃ」と思いつつ数日たってしまうこともありますよね。
そのたびに萎れた葉を見て落ち込む、というのは、せっかくの楽しい趣味がストレスに変わってしまうパターンです。

そこで検討したいのが、自動灌水システムと排水計画のセット導入です。
特に戸建て住宅では、インナーテラスや屋内植栽スペースに給水・排水をあらかじめ通しておくことで、今後何年も続く水やり負担をかなり軽くすることができます。
「蛇口からホースを伸ばしてきて手動でジョウロ」というスタイルから、「タイマーをセットしておけば自動で必要量が供給される」スタイルに変えるイメージですね。
これだけでも、毎週のルーティンがぐっとラクになりますし、長期の旅行や出張のときの安心感もまったく違います。

システム種別 イメージ規模 初期費用の目安 向いている人
簡易給水キャップ 数鉢〜十数鉢 数千円程度 旅行中だけサポートしたい人
ドリップ灌水セット インナーテラス一面 数万円程度 日常の水やりを自動化したい人
本格自動灌水+排水配管 大規模室内緑化 数十万円〜規模次第 「設備込み」で家を計画したい人

簡易給水キャップは、ペットボトルに装着して逆さまに挿すだけのシンプルな仕組みですが、短期の留守番や乾燥しがちな季節にはかなり頼りになります。
ただし、鉢の数が多いと一本一本セットするのが大変なので、「鉢が数個のサブコーナー」など、ポイント使いに向いています。
一方で、20〜30鉢をまとめて管理するなら、タイマー付きのドリップ灌水システムの方が現実的です。
ホースを分岐させて、それぞれの鉢に点滴ノズルやミストノズルを設置することで、時間になると自動的に一定量の水が供給されます。

そして何より大事なのが「排水」です。
受け皿に溜まった水を毎回捨てるスタイルだと、床を濡らしてしまうリスクが地味に大きく、カビやフローリングのダメージにつながります。
観葉植物がたくさんある家では、「うっかりこぼした水の量」も積み重なるとバカになりません。
インナーテラスの床を防水仕様にしてドレン(排水口)に流す設計にしておくと、根腐れ対策と床保護の両方に効いてきます。
タイル床+床勾配+排水口という組み合わせにしておけば、ホースでざっと水をかけて洗い流すようなメンテナンスもやりやすくなります。

金額はあくまで一般的な目安で、給水の取り回しや配管距離、選ぶ機器のグレードによって大きく変わります。
正確な情報は公式サイトをご確認ください。
また、最終的な判断は専門家にご相談ください。
水関係は、漏水や詰まりが起きたときのリスクもセットで考える必要があるので、「ちょっと不安だな」と感じたら必ず施工会社や設備業者に確認を取るようにしましょう。
観葉植物がたくさんある家だからこそ、「水やりの自由度」と「床や建物を守る仕組み」をセットで整えておくことが、長く快適に楽しむための鍵になります。

土と衛生メンテ(カビ・コバエ・用土・マルチング)

観葉植物がたくさんある家を支える土壌・衛生メンテナンス

観葉植物がたくさんある家では、「土」が一気に増えるので、土壌環境のコントロールもかなり重要なテーマになります。
カビやコバエが出てしまうと、見た目も気分も一気にマイナスですし、せっかくの観葉植物インテリアが台無しになってしまいます。
特に来客が多い家だと、「玄関の鉢に白カビが…」なんて状況は絶対に避けたいですよね。
衛生面のトラブルは、一度「嫌な記憶」として残ると、観葉植物全体へのモチベーションが落ちてしまうので、最初から対策を前提に設計しておくのがおすすめです。

基本の考え方はシンプルで、有機物を増やしすぎない・風通しを確保する・表面を清潔に保つの3つです。
具体的には、有機肥料を多用しすぎず、室内では扱いやすい化成肥料をベースにすること。
有機質の肥料はゆっくり効いてくれて魅力的ですが、その分カビやコバエの栄養源にもなりやすいです。
特に多湿な季節や風通しの悪い場所では、思った以上にトラブルが出やすいので、室内ではやや控えめにしておくくらいがちょうどいいかもしれません。
さらに、無機質の用土をメインにしたブレンドを選ぶと、カビの発生をかなり抑えられます。

土のタイプ 特徴 室内向きかどうか
観葉植物の培養土 有機物多めでフカフカ 適度に使いつつカビに注意
赤玉土+軽石ベース 無機質で水はけ良好 室内におすすめ
腐葉土たっぷり 保水力・栄養豊富 屋外向きで室内はリスク高め

土の表面に白カビや青カビが広がってきたときは、放置せずに早めに対応した方が安心です。
表面数センチを入れ替えたり、防カビ加工された化粧石やマルチング材で覆うだけでも、見た目と衛生面がかなり改善します。
また、水やりの頻度や量を見直すきっかけにもなります。
「毎日少しずつ」よりも、「土がしっかり乾いてからたっぷり」の方が、カビの予防には有効なことが多いです。
土の表面が常にしっとりしている状態は、カビやコバエにとって最高の環境になってしまうので注意しましょう。

コバエが出てしまった場合は、排水トラップや生ゴミといった他の発生源も含めて家全体をチェックするのがおすすめです。
観葉植物の鉢だけを対策しても、別の場所から発生しているとイタチごっこになってしまいます。
粘着トラップや専用薬剤を使う場合も、使用方法や安全性については必ず説明書を読み、必要に応じて専門家に相談してください。

防カビ加工のある砂利やストーンマルチは、インテリア的なアクセントにもなるので、観葉植物インテリアをワンランク上げたい人にはかなりおすすめのアイテムです。
ホワイトやグレーの丸石を敷くだけで、ぐっと「整った感」が出てくれます。
戸建てで数を多く置く予定があるなら、まとめ買いしておいて、土の状態が気になった鉢から順番にマルチングしていくと良いですよ。
衛生面とデザイン性の両方を底上げしながら、観葉植物がたくさんある家にふさわしい「清潔感のあるグリーン空間」を作っていきましょう。

観葉植物がたくさんある家を実現する具体的手法

ここからは、実際に観葉植物がたくさんある家を建てる・リフォームする前提で、具体的にどんなステップで検討を進めていけばいいかを整理していきます。
植物の選び方からレイアウト、予算の組み方、施工先の選び方まで、一通りの道筋をイメージできるようにまとめました。
「とりあえず鉢を増やす」のではなく、「家の計画とセットで観葉植物を組み込む」という視点で見てもらえると、将来のメンテナンスも含めてかなりラクになります。
あなたの今のステージに合わせて、使えそうなところから取り入れてみてくださいね。

動線と収納

観葉植物がたくさんある家における配置デザインと動線確保

観葉植物がたくさんある家をおしゃれに見せるには、「量」だけでなく“抜け感(余白)”が大事です。床を植物で埋め尽くすのではなく、視線の通り道と人の動線を残すことで、グリーンの存在感が引き立ちます。

ただし、鉢数が増えてくると、見た目以上に効いてくるのが**作業性(掃除・水やり・移動)**です。ここを先に設計しておくと、結果的に部屋も整って見えます。

まず決めたいのは「通路ライン」と「作業ライン」

おすすめは、家の中で次の2本のラインを最初に確保することです。

  • 通路ライン:人が毎日通る場所(ここは置かない)

  • 作業ライン:水やり・葉水・掃除の動き(ここは“動かしやすく”する)

たとえばリビングなら、「ソファ前〜テレビ前」「ダイニングの椅子の後ろ」など、生活導線に植物がはみ出すとストレスになります。ここを先に“空ける”と、置ける場所と置けない場所が自然に決まります。

置き方の基本は「動かせる前提」にする

鉢数が増えた家ほど、続いている人の共通点はシンプルで、植物を“固定物”にしないことです。

  • キャスター付き鉢台を標準装備(大型・中型は特に)

  • 床に直置きを減らして、台・棚で“浮かせる”

  • 同じ場所に密集させすぎず、動かせる隙間を残す

これだけで、掃除機が通りやすくなり、水やりのこぼれ水の処理もラクになります。結果として、部屋がごちゃつきにくくなり“抜け感”も勝手に出ます。

部屋別レイアウトは「見た目」より“作業のしやすさ”で決める

玄関

  • 大型1本で見栄えは出るけど、水やりと掃除がやりづらい場所

  • 玄関に置くなら「小型をトレイにまとめる」「鉢台で移動できる」が安全

リビング

  • ソファ背面に大型、窓際に中型…は定番だけど、重要なのは

    カーテン操作・掃除機ルート・エアコン風が当たらないこと

  • “見せるゾーン”に寄せて、育成は別ゾーンに逃がすと破綻しにくい

書斎・ワークスペース

  • 配線が多いので、こぼれ水が事故りやすい

  • デスク直下は避けて、壁際+鉢台が無難

階段・吹き抜け

  • 写真映えする反面、作業性が落ちる場所

  • 置くなら「落ちない・倒れない・水やりが安全」条件が最優先

    → 手すり越しに身を乗り出す必要があるなら、その時点でNG

掃除がラク=整って見える(ここが一番大事)

観葉植物がたくさんある家で、最終的に暮らしやすさを左右するのは掃除機がストレスなく入れるかです。

  • ロボット掃除機を使うなら、ルートを阻害しない配置にする

  • 手掃除派でも、「鉢をどかす手間」が多いと続きません

  • だからこそ **“動かせる鉢台”と“床の空き面積”**が効きます

「掃除がラクな配置」は、自然と床面が抜けて“余白”が生まれるので、見た目も整います。

水やりの作業性は「移動距離」と「こぼれ水」で決まる

おしゃれに見えても、水やりのたびにこうなる配置は危険です。

  • シンクまで遠い

  • 通路が狭くてジョウロが当たる

  • 受け皿の水捨てが面倒で溜めがち

  • 床が濡れてカビ・傷の原因になる

理想は、**水やりで濡れても大丈夫な場所(作業ゾーン)**を決めて、そこでまとめて作業できること。

リビングは“見せる”、作業は“作業ゾーン”で完結、の分担が長続きします。

「全部を主役にしない」より「全部を動かせる」にする

抜け感(余白)は大事ですが、鉢数が増えるほど本当に効くのは、

  • 通路を空ける

  • 動かせる仕組みにする

  • 掃除と水やりが楽な配置にする

この3つです。これができると、結果的に部屋は散らかりにくく、グリーンも映えて見えます。

予算の考え方

観葉植物がたくさんある家のコスト分析と導入予算検証

観葉植物がたくさんある家を本気でつくろうとすると、「植物の購入費」と「家側の設備費」の2つのコストを見ておく必要があります。
ここをざっくりでもいいのでイメージしておくと、後からの後悔がかなり減ります。
「植物はちょっとずつ買えばいいし…」と思いがちですが、鉢や土、マルチング材、鉢カバー、台座など、周辺アイテムも含めると、それなりの金額になっていきます。
さらに、インナーテラスの防水や排水、換気設備のグレードアップ、自動灌水の機器などを入れていくと、家づくり全体の予算にも影響が出てきます。

例えば、大型観葉植物(10号サイズ前後)を何本か入れたい場合、1本あたりの価格は品種や樹形にもよりますが、数万円クラスになることも珍しくありません。
個体差が大きいので、実物を見て選びたい人も多いと思います。
そこに自動灌水システムや防カビマルチ、換気設備のグレードアップなどが重なってくると、トータルの初期投資としてはそれなりの金額になってきます。
とはいえ、これらは「インテリア」と「住宅の耐久性」と「メンテの楽さ」を同時に高めるための投資でもあります。
将来の床の張り替えや、枯れてしまった植物の買い直し、日々の手間をどう評価するかによって、許容できるラインは変わってくるはずです。

項目 内容 費用感の目安
植物本体 中〜大型・小鉢のセット 数万円〜数十万円
自動灌水・排水 ドリップセットや配管工事 数万円〜数十万円
換気・空調 熱交換器・除湿機など 数万円〜
マルチング・鉢・台 鉢カバー・キャスター付き台 数千円〜数万円

ここで挙げた金額は、あくまで一般的な目安です。
実際の費用は、建てるエリアやハウスメーカー、設備のグレードによって大きく変わります。
正確な情報は公式サイトをご確認ください。
また、予算や仕様の最終的な判断は専門家にご相談ください。
個人的には、「家本体の予算の中に、観葉植物関連の設備費をあらかじめ組み込んでしまう」考え方がおすすめです。
住宅ローンに含められる範囲であれば、月々の支払への影響は比較的ゆるやかになり、現金一括で大きな出費をするよりも計画を立てやすくなります。

家づくり全体の予算設計については、家そのもののコストと合わせて考えるのがおすすめです。

積水ハウスを検討しているなら、家づくりの流れや費用感をまとめた積水ハウス家づくり全記録のようなコンテンツも参考になると思います。
「観葉植物がたくさんある家を目指すなら、このくらいの床面積や天井高があると余裕が出るな」といった視点も、実例を見ることでつかみやすくなります。
観葉植物と住宅のコストを分けて考えるのではなく、「セットでどう最適化するか」。
この視点を持って予算を組んでいくと、後悔の少ない選択につながります。

導入事例から学ぶ成功ポイントと失敗例

観葉植物がたくさんある家の導入事例から学ぶ成功ポイント

成功例:観葉植物がたくさんある家がうまく回っている人の共通点

観葉植物がたくさんある家を“ストレスなく”続けている人たちには、共通する工夫があります。見た目のセンス以前に、増えても破綻しない仕組みを先に作っているのがポイントです。

  • 一気に完成形を目指さない(最初は7〜8割で止める)

    引き渡し直後からフル投入せず、住んでみて分かる「光の入り方」「家族の動線」「ペットの行動」を見ながら、少しずつ増やしたり入れ替えたりして調整している。

  • 暮らしながら“増減できる余白”を残している

    「ここはもう少し増やせる」「ここは減らした方がいい」を、季節や生活の変化に合わせて微調整できる前提で考えている。

  • メンテナンス動線まで含めて配置している

    剪定・葉水・植え替え・水やりのたびに、家族の通路を塞がない/移動が最小で済むように、鉢の位置が決まっている。

  • “水を扱える場所”の近くに大物や作業が発生する鉢を集めている

    例:キッチン脇のシンク付きユーティリティ→インナーテラスに直行できる動線だと、水やりや土いじりのハードルが一気に下がる。

  • ユーティリティ/ランドリールームの一角を「グリーン作業場」にしている

    シンク・作業台・収納(道具、土、肥料、マルチング材)をセットにし、リビングに“管理用品”が出ない仕組みにしている。

  • 事例を見るときに“裏側”を観察している(ここが上級者)

    写真の雰囲気よりも、

    「どこで水やりしてる?」

    「植え替えや剪定ゴミはどこに一時置きしてる?」

    「道具の収納はどこ?」

    という視点で見ると学びが増える。

  • 家族の受け止め方まで含めて設計している

    グリーンを心地よく感じる人もいれば、邪魔に感じる人もいる。家族の性格・生活スタイルに合う量と配置を探している。

コツは「見た目を完成させる」より先に、「続けられる運用を完成させる」ことです。

失敗例ベスト5:新築で後悔が出やすい「やりがち」を先に潰しておきます

  1. 排水がなく、受け皿運用が限界→床や壁際が傷む

  2. 植物ゾーンにコンセント不足→除湿機/サーキュレーター/ライトが置けない

  3. 風の通り道がなく梅雨に土カビ&コバエ

  4. 窓の冷気・西日対策が甘く、季節で一気に弱る

  5. 収納がなく、土・肥料・道具が生活空間に溢れる(片付かない→続かない)

成功している人ほど、最初から完璧を目指さず、余白を残して微調整できる設計をしています。

その上で、グリーンが増えても破綻しないように、水を扱う場所・作業動線・収納までを家の計画に組み込んでいます。

設計士・工務店への質問リストとおすすめ施工先

観葉植物がたくさんある家を望む住まい向けのおすすめ施工先

最後に、「観葉植物がたくさんある家を建てたい」と本気で考えているなら、どんな施工先を選ぶべきかについて少しだけ触れておきます。
結論から言うと、採光・換気・湿度・給排水といった要素をきちんと相談できるパートナーを選ぶことが大事です。
単に「おしゃれな家が得意です」というだけでなく、「植物と共生する住まい」を具体的にイメージしながら一緒に考えてくれるかどうか。
この温度感の違いは、打ち合わせを重ねるうちにじわじわと効いてきます。

ハウスメーカーや工務店によって、得意なスタイルや構造、設備の自由度はかなり違います。
特に、吹き抜けや大開口、インナーテラスなど、「グリーン前提の間取り」をしっかり形にしたいなら、構造と断熱・気密のバランスを丁寧に考えてくれる会社を選びたいところです。
大きな窓をつけたのに夏は暑くて冬は寒い、なんてことになると、せっかくの観葉植物がたくさんある家も快適とは言えなくなってしまいます。
断熱性能や日射遮蔽の設計と、植物のための採光をどう両立するかは、まさに腕の見せどころです。

設計士や工務店などの専門家に聞くこと(植物多め前提)をまとめました。

■採光
・植物ゾーンの「直射/明るい日陰/低光量」をどう作る?
・西日・夏の暑さ対策(庇/遮熱/カーテン計画)は提案できる?

■換気・湿度
・植物ゾーンは空気が滞留しない?(風の入口と出口)
・24時間換気の方式は? 湿度が上がった時の運用(除湿機置き場・排水先)は?

■給排水・床
・室内に水を扱える場所(スロップシンク等)は作れる?
・床材は濡れに強い? 鉢の直置き前提で耐久は?
・水やり時のこぼれ水の「逃げ場」(防水・排水・床の守り方)は?

■動線・収納
・剪定/植え替えの作業台と、土や道具の収納場所はどこに?
・ゴミ(剪定枝・用土)を一時置きできる場所は?

■電気
・除湿機/サーキュレーター/育成ライト想定でコンセント数と位置は足りる?
・タイマー運用しやすい配置?

最低限、これらは確認しておきましょう。

参考

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割引の仕組みや家づくりの基礎知識は、家づくりの基礎知識まとめを読んでおくとイメージしやすくなります。
紹介制度をうまく使えば、浮いたコストをインナーテラスの設備や自動灌水システムなど、「グリーンのための投資」に回すこともできます。
こうした「お金の振り分け方」も、観葉植物がたくさんある家を現実的な形にするうえで大切なポイントです。

どの施工先を選ぶにしても、契約内容や保証、ローン条件などは慎重に確認してください。
特に大きな金額が動く部分については、正確な情報は公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は専門家にご相談ください。
観葉植物との暮らしは楽しいですが、家づくりそのものは一生に何度もない大きな決断です。
ワクワクと現実のバランスを取りながら、安心して任せられるパートナーをじっくり選んでいきましょう。

次にやることチェックリスト

観葉植物がたくさんある家を振り返るまとめと次の一歩

Step1:あなたの「目標グリーン量」を決める(設計の前提)

  • まずは目標を決める(例:20鉢/将来的に30〜50鉢

  • 大型(8〜10号以上)・中型・小鉢の比率をざっくり決める

  • “水やり頻度を増やしたい派”か“できるだけ減らしたい派”かを決める

Step2:植物ゾーンを4つの役割で配置する(間取りの骨)

  • 見せるゾーン(LDK):床を埋めない/通路を空ける

  • 育てるゾーン(光量確保):植物が密集しても成立する場所を決める

  • 水を扱うゾーン(作業場):水やり・葉水・植え替えの場所を確保

  • 隔離ゾーン:害虫・不調株を一時的に分けられる場所を用意

Step3:採光を“ゾーン分け”で設計に落とす(光は最初に決める)

  • 家の中の「強光/明るい日陰/低光量」をざっくり想定できている

  • 窓の方角と西日・夏の暑さ対策(庇/遮熱/レース等)を検討した

  • 低光量ゾーンは“耐陰性+里帰り運用(鉢台)”の前提にしている

Step4:換気と湿度の“逃げ道”を作る(梅雨対策が本番)

  • 植物ゾーンに「空気の入口と出口」がある(風が通る)

  • 24時間換気の方式・運用がイメージできている

  • サーキュレーター置き場(床・棚・コンセント)を確保した

  • 除湿機を置く場合、**排水方法(タンク/連続排水)**まで決めた

Step5:給排水・床を先に守る(“受け皿運用の限界”を潰す)

  • 室内に「水を扱える場所」(スロップシンク等)がある/作る

  • こぼれ水前提で床材・マット・鉢台など“守り方”を決めた

  • 植物が集まる場所は、必要なら防水・耐水の仕上げを検討した

  • 自動灌水を検討するなら、給水・配管・メンテまで相談した

Step6:作業性(動線・収納・掃除)を確保する(続く家はここが違う)

  • 水やり中に家族の動線を塞がない配置になっている

  • 掃除機(ロボット含む)が通るルートを確保できている

  • キャスター鉢台を大型・中型に標準装備する前提にした

  • 土/肥料/道具/マルチング材の収納場所が決まっている

  • 剪定ゴミ・用土などを一時置きできる場所がある

Step7:見積もりに“植物前提の設備”を入れて比較する(後悔を減らす)

  • 追加したい設備(例:スロップシンク、床耐水、換気強化、コンセント増)をリスト化した

  • どれを“最優先(必須)”にして、どれを“後付け可能”にするか決めた

  • 打ち合わせで質問する内容をまとめた(質問リスト章をそのまま使う)

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Step8:最終チェック(失敗例ベスト5の逆算)

  • 排水・床保護がある(受け皿運用で詰まない)

  • コンセントが足りる(除湿機/サーキュレーター/ライト)

  • 風の通り道がある(梅雨の土カビ・コバエを抑える)

  • 窓の冷気・西日対策がある(季節で一気に弱らせない)

  • 収納がある(道具が生活空間に溢れない)

あなたのグリーンライフが、今日から少しでも楽しく、現実的な一歩を踏み出せますように。
また別の記事でも、一緒に深掘りしていきましょう。

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